16,000枚以上ある写真の対処に困っている。

博多のヨドバシカメラで見かけたG9XmarkⅡのデザインに惹かれ、そのまま写真を撮り始めて早3年、目の前の景色を撮ることにばかり夢中になって、旅の記録や思い出はデータという土の中に埋めたままだったと気づく。

どうにか発掘して、せめて何かしらの分別を施したいが、なにせ数が多い。それに、スマートフォンに落とし込んでいないだけでSDカードに留まったままの写真も少なからずある。いくら懐かしいものであるとはいえ気が滅入るところだ。こうして文章をだらだら書いているぐらいには面倒くさがっている。

いつであったか、鈍器のようなレンズを担いだおじいさんに「写真はプリントしてなんぼだ、なんでやらないんだ」と説教されたことを思い出す。なるほど気が向いたらそういうのもありかもしれない。

後悔先に立たずだが、初めからこまめに整理しておけばよかった。